AGA治療と自毛植毛の違いを比較
AGA治療と自毛植毛はどちらも薄毛治療ですが、内容は全く違います。まずは、AGA治療と自毛植毛がどういう内容なのか見ていきましょう。
AGA治療ってなに?
別名「男性型脱毛症」と言われていて、男性ホルモンが原因で髪が薄くなる症状のことをいいます。AGA治療は薄毛の原因になっている、男性ホルモンに作用して発毛を助ける治療です。
治療内容は、内服治療・塗り薬・発毛注射になります。
自毛植毛ってなに?
男性の薄毛の原因は、男性ホルモンが原因であることが多いのですが、後頭部やサイドは男性ホルモンの影響がほとんどありません。
この男性ホルモンの影響がなく元気な毛根を髪の毛が生えなくなってしまった生え際や頭頂部に移植するのが植毛手術です。
AGA治療と自毛植毛の違いを比較
\ | AGA治療 | 自毛植毛 |
---|---|---|
メリット | 薬が合えば発毛の期待ができる |
自分の髪の毛が生える |
デメリット | 薬を続ける必要がある |
髪の毛が生えそろうのに6ヶ月~12カ月 |
費用 |
飲み薬:7,000円/月 塗り薬:15,000円/月 |
90万円(1回のみ) |
施術内容 |
飲み薬 塗り薬 |
植毛手術 |
効果 |
個人差があり |
誰でも半永久 |
単純に見てみると、1回の手術で髪の毛を生やすのか、飲み薬で様子をみるのかという違いになります。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、予算とリスクをよく考えて自分にあった薄毛対策を選ぶとよいでしょう。
AGA治療で使われる薬について
AGA治療では、主に内服薬か外用薬で治療を進めていきます。
内服治療でよく使われる薬一覧
プロペシア
メルク社(アメリカ)が開発した「フィナステリド」という成分が入っている飲み薬です。これは、薄毛の原因になっている男性ホルモンの働きを抑えます。
男性ホルモンに対して効果を期待するものなので女性には向きません。
ロゲイン
ファイザー社(アメリカ)が作った薬で、塗るタイプのAGA治療薬です。ロゲインには、「ミノキシジル」という成分が5%入っていて、発毛を促進します。
実は、このミノキシジルは、高血圧の薬として開発されたんですが、実際に飲んでいた患者に発毛する副作用が確認されたため、AGA治療薬として使われるようになったという裏話があります。
値段はプロペシアよりも安く設定されていることが多いです。また、種類も男性用・女性用・液体・泡などいろんなものがあります。
フィンペシア
インドで開発された飲み薬だけど内容はプロペシアに似せて作られています。特許を取っているプロペシアをなぜマネできたかと言うと、インドでは特許についての概念が弱いからです。つまり、日本では作れなくても、インドでは作れてしまう。といった感じです。
薄毛治療用の飲み薬を安く買えるのはこういったものをインターネットを使って個人輸入をしているからなんですね。
エフペシア
フィンペシアと同じようにインドの制約会社で作られました。もとは着色料の「キノリンイエロー」が使われていました。(発ガン性物質が含まれていた)今ではこの成分は含まれていません。
フィナロ
こちらもインドのインタス社が製造と販売をしています。主な成分はフィナステリドなので発毛効果が期待できます。しかも個人輸入で手に入れることも可能です。値段も安いので手に入れやすいのですが、信頼度低いので注意が必要です。
フィナステリド錠(ジェネリック)
2015年以降は国プロペシアの国際特許が切れたこともあり、日本でもプロペシアのジェネリックが販売されるようになりました。
沢井製薬・東和薬品・クラシエ・ファイザー製薬がフィナステリド錠として取り扱っています。
ザガーロ
2015年の9月にAGA治療薬として認められて、翌年2016年の6月から販売されています。成分は「デュタステリド」ですが、もとは前立腺肥大症の治療薬として開発されたものです。
しかし、この成分が薄毛の原因になっている男性ホルモンを抑える働きがあることがわかって、薄毛治療に効果があると期待されています。
内容はプロペシアと似ていますが、フィナステリドよりも効果が3倍強いと言われています。
プロペシアは1型のみに効果があるが、デュタステリドは1型、2型両方にきく。
クリニックオリジナルの薬
上記の他にもクリニックによって様々な治療薬があります。種類も成分もいろいろです。値段は含まれる成分によっても変わります。
内服薬を使うタイミング
基本的にAGA治療薬を服用する場合、1日1回1錠が基本となることがほとんでしょう。飲むタイミングはいつでも大丈夫なので、寝起き、食前、食後などいつでも大丈夫です。
しかし、より効果を高めるために3つ注意点ほど注意点があります。
- 毎日同じ時間に服用する
- のみ忘れない
- お酒と一緒に飲まない
なぜ、同じ時間に飲まなければいけないのかは、説明書に詳しい説明が載っています。簡単に言うと、プロペシアの効果は、服用後24時間です。
たとえば、今日は寝起きで飲んだ。次の日は、朝飲み忘れたので寝る前に飲んだ、となると一日半(36時間)も間が空いてしまったことになります。
この例だと、せっかくの薬の有効成分が12時間も効いていなかったことになるんですね。これはよろしくありません。
逆に薄毛治療の薬は多く飲んだからと言って効果が高くなることはありません。
薬の有効成分が必要以上に体内に増えると、副作用のリスクだけが高くなるだけなので、意味がないばかりか体に負担をかけるだけなので注意しましょう。
なるべく薬の有効成分を体にとどめておくことを考えると飲み忘れは厳禁です。また、今日飲み忘れたから明日2錠飲もうというのもやめましょう。
また、お酒と同じタイミングで飲むのも好ましくありません。理由はプロペシアは肝臓で分解されるからです。
お酒で肝臓に負担をかけている状態で、プロペシアも分解されてしまうと、せっかくの有効成分を効率よく体内に取り入れることができません。
どうしてもお酒がはずせないのであれば、せめて時間をずれして薬を服用することをおすすめします。
外用薬はどんなもの?
外用薬とは、髪の毛が薄くなってしまった頭皮に、直接塗るタイプの薬で、発毛成分のミノキシジルが含まれているものほとんどです。
クリニックの処方で手に入れることができますが、オリジナルの外用薬を処方されます。種類や成分量はいろいろです。
市販で手に入れることも可能で、「リアップ」という育毛剤は有名ですね。費用も処方に比べると半額程度で入手することも可能です。
AGA治療の良い口コミは?
- 思ってた以上に髪の毛が生えて驚いています。
- 手術せずに発毛実感できているのがうれしい
- 髪の毛が全体のボリュームが増えた!
- プロペシアなら髪の毛生えます
- 髪の毛の伸びるスピードが明らかに違う
口コミを見てみると外用薬より、内服薬で効果を感じている方が多いようです。
AGA治療の悪い口コミは?
- 髪の毛が生えない
- 効果は多少あるけど動悸がひどい
- 髪の毛は生えてないけど、「やめたらもっとひどくなるかも」と思ってやめられない
- いつまで薬を続ければいいのかわかならい(効果は感じてない)
- 薬を飲むのが面倒
薬が体に合わないと髪の毛が生えないばかりか、体調不良を感じる方もいるようです。
内服薬の効果は個人差があるのが口コミからわかりますね。
AGA治療と自毛植毛のメリット・デメリット
AGA治療と自毛植毛は必ずどちらかにしなければいけないという事はありません。それぞれのメリット・デメリットもよくみてみましょう。
AGA治療と自毛植毛のメリットとデメリットを比較
治療方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
AGA治療 |
手術の必要がない |
効果に個人差がある |
自毛植毛 |
自分の髪の毛が生えてくる |
手術が必要 |
AGA治療と自毛植毛の比較まとめ
AGA治療の最大のメリットは、薬を飲むか塗るだけで髪の毛が生えるかもしれないというところです。
ただし、あくまで生えるかもしれないところが気になるところです。
また、薬の服用を始めてしまうとたとえ効果が出ていなくても、「薬を飲んでいるから薄毛の進行がこの程度ですんでいるんだ」とズルズルと止めるにやめられない方もいます。毎月お金だけがかかっては無駄でしかありません。
その点、自毛植毛は一度手術を受けてしまえば施術した場所は、自分の髪の毛が生え続けます。これは他の薄毛治療にはない最大のメリットになるでしょう。
どちらにもメリットとデメリットがあるので自分の状況と予算に合わせてよく考えてみてくださいね。
内服薬をためして効果がなければ自毛植毛するという選択肢も忘れずに。
某大手自毛植毛クリニックの話
実際に、植毛大手であるクリニックに聞いた話によると、20,000人以上の植毛手術をしてきましたが、今までクレームになるような大きな問題は起きていませんとのことでした。
むしろ、植毛の手術が終わると、薄毛だったことを忘れて、経過を報告してくれないとつぶやいていました(笑)
薄毛の悩みは経験者じゃないとわかりません。
アイランドタワークリニックは、植毛を経験しているスタッフが無料でカウンセリングをしてくれます。
自分が悩んだり、不安に感じていることをカウンセリングで話しみてはどうでしょうか。話するだけでも気持ちが楽になりますよ。
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薄毛対策と一口に言っても方法はいろいろあります。大切のなのは、自分の薄毛の状態とお財布にあった対策を選ぶことです。
植毛を取り扱うクリニックの一覧
確実に薄毛を治してメンテナンスも面倒という方には、個人差が少なく発毛が期待できる自毛植毛がおすすめです。
以下に植毛を取り扱っているクリニックの一覧をのせているのでお時間あったらのぞいてみてください。
植毛専門クリニック
薄毛治療を取り扱うクリニック
植毛も取り扱う美容外科クリニック
たくさんある自毛植毛のクリニックの中からひとつを決めるのは大変です。管理人もいろんなクリニックを調査しましたが、自毛植毛の手術に関しては技術力を中心にクリニック選びをするのがベストだと考えます。
理由は、大金をかけて手術をした結果、髪が生えてこない、傷跡が目立つのは耐えられないからです。それなら、ある程度費用をかけても技術力に信頼のおけるクリニックを選ぶことが重要になります。
植毛以外の薄毛対策記事一覧
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